こんにちはッ
フラワーデザイナーの佐々木崇博(@ginsekai_sasaki)です。
今回はハーバリウムの作り方を初心者にもわかりやすく解説していくよ。
ハーバリウムに使う材料の揃え方については▼の記事を見てみてね。
・ハーバリウムの作り方を易しく、完璧に解説した総まとめ記事はこちら!▼
目次
『お花詰め詰め型』のハーバリウムの作り方
わたしがハーバリウム講座をするときは、最初に2種類の作り方を紹介しているんだ。
今回はその1つ目の簡単な方を紹介していきます。
それはタイトルにもある『お花詰め詰め型』のハーバリウムのこと!
簡単に言えば、
・お花を隙間無く沢山ビンの中に詰めて
・お花がビンの中で動かないように
ハーバリウムを作っていく方法なんだ。
難易度で言えばレベル1くらい。とっても簡単だ!
①ハーバリウム用のボトルとピンセットを用意しよう
とりあえずこれが無いと始まらないんだ。
・ハーバリウムに使うボトル
・ピンセット
をそれぞれ用意しよう。
初心者向けのハーバリウムボトルは柱型!理由を▼で詳しく解説!
ハーバリウムで使うピンセットのおすすめ
ハーバリウムに使うボトルは縦長のものが多いんだ。
だから長めのピンセットを買うと作りやすくてGOOD!
わたしが一番おすすめしてるのはこちら!▼
②ハーバリウムの底に敷く石・砂を用意しよう
これに関してはあってもなくても大丈夫! お好みで好きなものを選んでみよう。
今回わたしは
ガラス砂・ガラスタイル
を買ってみました。
カラーサンド・ビーズ・ビー玉
を使ってもとっても奇麗!
オイルの中に沈む重さがあれば何を使ってもいい
ので、いろいろな材料を買って試してみよう!
・ビンの入り口から入らないほど大きな材料は当然NG!
・腐敗する生ものは入れちゃダメだよ!
それじゃあさっそくこの材料をビンの中に入れてみよう。
ガラス砂やカラーサンドみたいな粒子が細かい材料は手で入れるのが難しいから、
上の写真みたいに
一度紙に材料を広げてからビンに注ぐように入れていく
と注ぎやすいんだ。
当然指でつまめるくらい大きな材料なら手で入れてもオッケー!
入れたらこんな感じ! いい感じになったね。
「砂とか石ってどのくらいまでなら入れてもいいの?」
って思う人もいるよね。
そのあたりは特に自由なんだ。
ただ、入れすぎると花を入れるスペースが減っていくから注意しよう!
ビンの底から計って1cm~2cmくらいの深さで入れるとちょうどいいバランスになるはず!
③お花を準備しよう
今回わたしは赤を中心にしたハーバリウムを作ろうと思ったので、赤色の材料を集めてみたよ。
最初は沢山の色を使おうと思わずに、1~2色に絞って作ってみるのがおすすめ!
そうすると初心者でも上手くまとまったデザインになるよ!沢山の色を使ってデザインするのは最初はなかなか難しいんだ。
『お花詰め詰め型』のハーバリウムは沢山お花を使うので、心持ち多めにお花を用意しておこう!
2色を使ったハーバリウムの簡単な作り方の解説はこちら!▼
今回使っているお花の紹介
参考に今回、わたしが使うのはどんな材料なのか説明していくよ!
紅葉(もみじ)
なんと紅葉したもみじの葉っぱもドライフラワーになるのです!
秋になったら葉っぱを切って涼しい場所で逆さまに吊して乾燥しておこう。綺麗な赤色と黄色のグラデーションになってきれいだよ~。
ペッパーベリー
ペッパーベリーはかわいらしい小さな実が特徴のドライフラワーだよ。
ピンク、黄色、青など他にも色んな色があるのが特徴!
最近は百貨店・雑貨屋・ホームセンターのハーバリウムコーナーでもちらほら見る、割と手に入れやすい材料だね。
ペッパーベリーはほかの花に比べて脆くて壊れやすいんだ。
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あじさい
あじさいはハーバリウムにもとても人気! プリザーブドフラワーも沢山売られてるから、数え切れないくらい色んな色があるよ。
ハーバリウムに使うと花びらが水に透けて若干透明になる
特徴があるんだ。使うときにはそれを頭に入れておこう!
あじさいは初心者にもおすすめの材料なんだ!気になる人は▼の記事を見てみてね!
スモークツリー
なんとこのフワフワした紐みたいなのが花なんだ。
ちょうど6月~7月にかけてこんなフワフワした花が咲くんだよ~! カワイイよね!
ハーバリウムの中に入れると
・フワフワ漂って
・水槽の水草みたいに見える
のが特徴なんだ。
今回は赤色を使っているけど、この木も色の種類が豊富だよ。個人的におすすめの材料だよ~!
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ラグラス
フワフワしていてとってもカワイイ! ねこじゃらしみたいだけどちょっと違う、ねこじゃらしの仲間のラグラスだよ。
この名前は「ウサギの尻尾」って意味なんだって。
これも色の種類が豊富で、ハーバリウムではよく使われているよ。こちらも使いやすくておすすめ!
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ファラリス
これもまた猫じゃらし……に似てるけど上のラグラスよりは印象が固めだね。
針みたいにフサフサしてるのが特徴だよ。
これもハーバリウムではよく使われてる材料で、色の種類もたくさんあります!
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ユーカリ
ユーカリの葉っぱをプリザーブドフラワーにして赤色に染めたものだよ。
本当はもっと普通の緑色をしてるんだけど、染めると全然わからない……。ユーカリはオイルに入れると色が濃くなるから、ハーバリウムではそんなに使われてないかも?
お花の種類はたくさんあるから、
ハーバリウムであまり見かけない材料を自分で探して使ってみる
のも面白いよ~!
④お花をビンに入れる前に、並べてシミュレーションしよう
お花をボトルの中に入れる前に、こんな風にボトルの横に花を並べてみよう。
これはボトルの中にどういう順番で花を入れていくかシミュレーションするため!
すると、後々迷わずにスムーズに作りやすくなるんだ。
始めて作る人はこんな風にデザインを膨らませていくのがおすすめだよ。
⑤お花を実際にボトルの中に入れてハーバリウムを作ろう
シミュレーションも終わったら、お花をボトルの中に入れていこう。
ピンセットで入れていくのがおすすめ!指で入れてるとボトルの内側に自分の指紋が付いたりすることもあるから、できるだけボトルには指で触れずに材料を入れていこう!
ここである程度
・強く
・詰め込んで
・入れていく
のがポイント!
お花は軽いから中身がスカスカな状態でオイルを入れると、最終的にお花が上に浮かんできてしまうんだ。
途中で
「1色だけじゃつまらないから、もっと他の色も入れてみようかな……」
なんて思うこともあるかもしれないよね。
そういう時は上の写真の白い枝の材料みたいに、
アクセント的に1つだけ他の系統の色を入れてみる
のもおすすめ! そうするとより印象がはっきりするよ。
あとは上まで残りのお花を入れていこう。
お花の入れ終わりの目安は、ボトルの上側の窪んだ部分の境目くらいがいい感じ!
あとはボトルにオイルを入れていくだけ! もう一息だ。
⑥ボトルにオイルを注ごう
ハーバリウム用のオイルとペーパータオルを用意しよう。
今回はアクアプリザ液っていう高級なハーバリウムオイルを使用しているよ。
おすすめのハーバリウムオイル・購入方法を詳しく解説しています!▼
オイルを注ぐ時はビンを傾けてゆっくり注いでいこう!
真上から注ぐとオイルの重みでせっかくセットした花がどんどん下に落ちていってしまうよ。
オイルを注ぐ目安はこんな感じ!
ビンが窪んでる部分のぎりぎりちょっと上辺りで止めると外から水面が目立たずにスマートに見えるよ。
オイルを注ぎ終わったらすぐにキャップできつく蓋を閉めよう。
きつく蓋を閉めないと、何かの拍子で中のオイルが漏れて大惨事になりかねないから気をつけよう!
キャップをきつく閉めたら、泡が出るハンドソープでビンを水洗いしよう。
完成したばかりのハーバリウムは指紋や油でビンの外側が汚れて曇っていることが多いから、水で洗い流すとより綺麗に見えるよ!
水で洗ったあとは、キャップの下の首回りにお好みでヒモやリボンを結んでもおしゃれだよ。作品に一番似合いそうなものを探してみよう!
今回わたしは麻紐を結んでみたよ。
結び方には特に決まりがないから、自分で好きな結び方を試してみよう。
⑦完成
これで完成!
明るい場所に置くとより赤色が鮮やかに見えてすごくオシャレになったね!
インスタ映えする写真を撮ってみたいとき
・スマートフォンのライト
・ライトステージ
を使ってハーバリウムの下から光を当てると、より幻想的な写真が撮れるんだ。
当てる光の色の違いでハーバリウムの色もカラフルに変わっていくから、色んな色の光を当てて楽しんでみよう!
暗いところでハーバリウムを光らせて接写するとすごくインスタ映えな感じだね!
インスタ映えするハーバリウムの撮り方のコツを解説しています!▼
『お花詰め詰め型』ハーバリウムの作り方まとめ
ポイント1:砂や石を入れる時はお花より前に入れよう!
ポイント2:「ちょっと詰めすぎかな?」ってくらいたくさんお花を入れるくらいが丁度いいよ!
ポイント3:お花をビンの横に並べてみてデザインのイメージを固めよう!
もう少しレベルの上がったハーバリウムを作りたい!という人はこちら!▼
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